×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
御伽噺をしよう。
御伽噺であるからして具体的な事物に根付いた物では無く、
御伽噺であるからして具体的な意味などは持たない。
だか其れをお前が何某かに投影するというならば、
恐らくはそれはお前にとってはそう云うものなのだろう。
お前の影なのだろう。
ここに語るはひとつの影だ。
(そして影とは光である)
御伽噺であるからして具体的な事物に根付いた物では無く、
御伽噺であるからして具体的な意味などは持たない。
だか其れをお前が何某かに投影するというならば、
恐らくはそれはお前にとってはそう云うものなのだろう。
お前の影なのだろう。
ここに語るはひとつの影だ。
(そして影とは光である)
PR
(年頃の娘の部屋にしては、よく言えば極めて質素、率直に言えば殺風景が過ぎる部屋の片隅)
(窓際のライティングデスクの上)
(本が1冊とその傍らにカードが1枚)
(更にその隣に白いハンカチーフを畳んだ上に青い石がひとつ置いてある)
(以下旅団より移した雑録)
(窓際のライティングデスクの上)
(本が1冊とその傍らにカードが1枚)
(更にその隣に白いハンカチーフを畳んだ上に青い石がひとつ置いてある)
(以下旅団より移した雑録)
怪魚退治、大儀であったぞ。
「どちらさまですか」
己れだ。
「……傅くのは星々と主のみと堅信しておりますっ」
冗談だ。
「何処からがですか」
全てが。
まあお疲れ様だ。刺身は旨かったか。
「サシミ…ああ、調理法の一種でしょうか。頂いておりませんよ。
と言うかあの魚、頂けたのでしょうか…」
すがたかたちのあるもので口に入れられぬ物は無いだろうよ。
無事消化出来その後も平穏に過ごせるかは別として。
「…怖いことを仰います。
溺没への危惧で一杯で、そのようなことを考える余裕はございませんでした…」
生きて帰って来れた様で僥倖だ。
「ええ。
…そして彼の地の方々の安寧を取り戻せたことで。」
「どちらさまですか」
己れだ。
「……傅くのは星々と主のみと堅信しておりますっ」
冗談だ。
「何処からがですか」
全てが。
まあお疲れ様だ。刺身は旨かったか。
「サシミ…ああ、調理法の一種でしょうか。頂いておりませんよ。
と言うかあの魚、頂けたのでしょうか…」
すがたかたちのあるもので口に入れられぬ物は無いだろうよ。
無事消化出来その後も平穏に過ごせるかは別として。
「…怖いことを仰います。
溺没への危惧で一杯で、そのようなことを考える余裕はございませんでした…」
生きて帰って来れた様で僥倖だ。
「ええ。
…そして彼の地の方々の安寧を取り戻せたことで。」
随分と上機嫌だな。
「善きことが続いたのです。
肖像画も出来ましたし、彼の庭に庭に客人が増えました。
愉快適悦な出入り先にも巡り会いました。
天佑か星の思し召しでしょうか。この恵みに感謝しなくてはなりませぬ」
その本は何だ。あれか。男か。
「頂いたのです。うつくしい本でしょう!
中身も素敵でしたよ。送って下さった方の真心を切に感じます」
男か。
「…?
送り主の方は確かに男性でしたけど…それが如何しましたか」
……否、何でも。
(数ヶ月前と偉い顔色の差だ。現時点では、善きこと哉。)
「善きことが続いたのです。
肖像画も出来ましたし、彼の庭に庭に客人が増えました。
愉快適悦な出入り先にも巡り会いました。
天佑か星の思し召しでしょうか。この恵みに感謝しなくてはなりませぬ」
その本は何だ。あれか。男か。
「頂いたのです。うつくしい本でしょう!
中身も素敵でしたよ。送って下さった方の真心を切に感じます」
男か。
「…?
送り主の方は確かに男性でしたけど…それが如何しましたか」
……否、何でも。
(数ヶ月前と偉い顔色の差だ。現時点では、善きこと哉。)
(わたしはかれをすくえなかった。)